【トレイン・スポッティング】サイテーだけど最高にイケてる一本!

トレイン・スポッティングは「アレ」が止められない人

アーヴィン・ウェルシュの同名小説をダニー・ボイル監督が1996年に映画化した作品です。

映画のポスターの写真がとても有名ですね。

トレイン・スポッティングって何のことだろうと思っていましたが、 この言葉は「鉄道オタク」といった意味のようです。

でも、この映画は鉄道や電車がテーマではありません。 実は映画の舞台となっているスコットランドのエディンバラにあるリースという地域に、昔、鉄道の操車場があったそうで、その操車場の跡地では映画にも登場するある「ブツ」がこっそりと取引されていたんだそうです。それを買いに操車場跡に行かずにはいられないので、その人たちを称して操車場が大好きな「鉄道オタク」、つまりトレイン・スポッティングと呼んでいたようです。

要するに隠語ですね。

映画にはエディンバラに住む5人の若者が登場しますが、彼らも言うまでもなくトレイン・スポッティングです。

【原題】Trainspotting【製作年】1996年【製作国】イギリス【上映時間】94分
【監督】ダニー・ボイル【脚本】ジョン・ホッジ【撮影】ブライアン・テュファーノ
【キャスト】ユアン・マクレガー、ロバート・カーライル、ジョニー・リー・ミラー

主人公のレントンは仲間たちとつるんで、 トレイン・スポッティングとして日常に流されながら生活を送っています。

レントンはそのサイテーな生活に嫌気がさして、 何とかそこから脱出しようと思うのですが、 なかなかうまくいかず、警察のご厄介になることも。

幸い、いったんは抜け出すことに成功して ロンドンで仕事を見つけるのですが、 そこにまで仲間たちが追いかけてきて、やがて…。

仲間とか友だちっていったい何なんだ

ある評論家が、自分自身を変えるには、住む場所、付き合う人、自分の行動のどれかを変えなければならないと書いていましたが、レントンは住む場所と行動を変えるのには成功したけれど、付き合う人を変えられなかった。

仲間とか友だちっていったい何なんだというのを、とてもシビアに描いた作品でもあるように思います。

レントン役のユアン・マクレガーがとてもイケメンで、描かれているシーンがどうしようもなく最悪な場面でも、カッコよく、イケているように思えてきてしまいます。

ちょうどイギリスのパンクロックが、演奏が下手くそなのにどうしようもなくカッコいいのと、同じような感じだと思います。

映画の結末を見て、その後、レントンや他の若者たちはどうなるのか、続編が見てみたいと思っていました。

同じことを多くのファンが考えていたと思いますが、このトレイン・スポッティングの続編として、「T2 トレインスポッティング」が同じダニー・ボイル監督によって、2017年に製作されていたのを、このテキストを書くためにいろいろ調べていて知りました。

早く見なくては!

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