【逃亡者】ハリソン・フォードとトミー・リー・ジョーンズが今見てもハラハラする追跡劇を展開

まだこの「逃亡者」を見ていなくて、
ハラハラするサスペンスが好きだというのであれば、
とってもお薦めの映画です。

1960年代のテレビドラマを映画としてリメイクした作品なんだそうです。

主人公はハリソン・フォードと
まだ日本の缶コーヒーのCMに出る前の
見た目も若いトミー・リー・ジョーンズ。

この二人が最後までドキドキ手に汗握る追跡劇を見せてくれます。

【原題】The Fugitive【製作年】1993年【製作国】アメリカ【上映時間】130分
【監督】アンドリュー・デイヴィス【脚本】デヴィッド・トゥーヒー、ジェブ・スチュアート【撮影】マイケル・チャップマン【音楽】ジェームズ・ニュートン・ハワード
【キャスト】ハリソン・フォード、トミー・リー・ジョーンズ

外科医のリチャード・キンブルは学会のパーティに夫婦で参加するが、
その帰り道に、病院に呼び出されて治療を行う。
ところが先に帰宅した妻が何者かに殺されてしまい、
キンブルはその犯人として逮捕されて死刑判決を受ける。

キンブルが他の囚人とともに移送される途中、
その囚人たちが脱走を試みる。
その試みは成功したかに見えたが、
移送用車両が崖を転落して線路に落ち、
列車と激突して大破。
キンブルはもう一人の囚人と奇跡的に助かって、
一人で逃走する身となる。

その彼をトミー・リー・ジョーンズ扮する
連邦保安官補のサミュエル・ジェラードが追跡しはじめる。

キンブルは必至の逃走を続けながら、
やがて、事件の真相を解き明かしていくことになります。

見どころはやっぱり二人の追跡劇。
息をもつかせぬという言葉がありますが、
まさに、息つく暇もないスピーディな展開で、
逃げるのに成功したかと思えばすぐに追っ手がやってきて、
もうドキドキしてシンプルに面白いです。

途中、病院の一室で
キンブルが生えていたヒゲを剃り落とすシーンがあります。
もちろん、捜査の目をくらますためなんですが、
ヒゲを剃ると、落ち着いて威厳がありそうな医者の姿から、
いつものちょっとワイルドなハリソン・フォードに変身して、
ハン・ソロやインディー・ジョーンズや、
リック・デッカードなんかを演じているその片鱗を見せるわけですね。

捕まれば間違いなく死刑になるという過酷な状況で、
自分が必死で逃亡しているのに、
その間につい人助けをしてしまうという
ヒューマンなタイプの役を演じるのがうまいですね。

トミー・リー・ジョーンズもシブい演技を見せてくれます。
最初は殺人犯で死刑囚のキンブルが逃走途中に死にそうな目にあい、
周囲が「もうキンブルは死んだんじゃないか」と捜査をやめようとしますが、
ジェラードは自分の目でそれを確かめなければ納得せず、
獲物をどこまでも追いかけていきます。
そんな警官魂をもったベテラン連邦保安官補を演じています。

しかし、だんだんキンブルがぬれぎぬを着せられているのを察して、
態度が変わってくるあたりも見事な演技をしています。

ちなみに、4月にスタートしたモバイル動画サービス「Quibi」(クイビー)で
キーファー・サザーランドとボイド・ホルブルックが主演する
新作ドラマ『The Fugitive(逃亡者)』が配信されているみたいですが、
これ、日本で見られるのかな?

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